【副業】何を仕事にするか迷っていた私が、未経験のWebライティングを選んだ理由

「副業をやってみたい。でも、自分に何ができるのか分からない」
「特別なスキルもなく、経験も浅い自分にできることなんてあるのか」
そんなモヤモヤした気持ちを抱えて、ネットの情報をひたすら探しているという方は多いのではないでしょうか。
かつての私も同じように悩んだ時期がありました。
私は新卒でIT企業に就職しましたが、体調を崩してしまい、退職を考えました。
そして「どうせなら、やってみたいことに挑戦しよう」と考え、フリーランスとして働く道を真剣に模索しました。
そんな中で出会ったのが「Webライティング」という働き方です。
会社員を続けながら副業を始めたわけではありませんが、「自分の力で稼ぐ」ことを真剣に考えた点では、今のあなたときっと同じです。
この記事では、そんな私がなぜ「Webライティング」を仕事に選んだのか、実際にやってみてどうだったのか、どのように副業から本業として続けられるようになったのかを、リアルな体験とともにお話しします。
「何を始めればいいか分からない」と感じているあなたにとって、副業選びのヒントになれば嬉しいです。

前職はIT企業のシステムエンジニア。
体調面と将来への不安から会社を退職。
「自分らしい働き方を実現したい」と思い、経験ゼロからWEBライターの道へ。
「副業って、ハードルが高い」と感じている人の背中を、少しでも押せる存在になれたら嬉しいです。
安定していたはずの会社員生活。それでも、違和感が消えなかった

会社員から一転、フリーランスへの道を歩んだ私が、なぜWebライターを目指すことになったのか。
まずは会社を辞めるまでの過程をお話したいと思います。
ホワイト企業に勤めているのに、心身のバランスを崩した
私が新卒から勤めていたIT企業は、昨今の働き方改革を絵に描いたような超ホワイト企業でした。
- 給与は業界平均以上、毎年昇給あり
- 年間休日は130日近く、有給休暇も使いやすい雰囲気
- ボーナスは夏季、冬季、決算期の年3回
誰が聞いても、まごうことなきホワイト企業だと思います。
それでも、私は入社3年目の後半に体調を崩してしまいました。
理由は、主に2つ。
1つは「システムエンジニアという仕事の内容が自分に合っていなかった」こと。
私が担当していたインフラ系のシステムエンジニアは、主に顧客や自社のサーバ環境を構築し、運用や保守を行うのが仕事です。
(もちろん他にも色々ありますが。)
しかし、その仕事には「ここまでやったから終わり」という区切りがなく、それが私には強いストレスでした。

目的や目標を達成したら「完了!」と判を押して区切りたい、というのが私のスタイルだったようです。
そして、私が心身のバランスを崩した、もう1つの原因は「会社の将来に不安を感じていた」ことです。
「このままこの仕事を続けていいのか」と感じた瞬間
当時、会社は積極的に若手を採用して、色々な業務を担当させることで教育に注力していました。
しかし、育てた若手の流出が止まらず、私の同期は半分まで減っていました。
(この時点で3年以内離職率50%ですから、どれだけ高い流出率だったかよくわかります。)
人が減れば、業務を行うために人を増やすしかありません。
しかし、新卒は年に一度しかやってこないので、中途採用や協力会社からの派遣に頼らざるを得なくなります。
そうなると、チームリーダーや先輩社員はどんどん忙しくなっていきます。
顧客と交渉や会議をしつつ、派遣社員や私たち若手に教育を施す。
良質な福利厚生と働き方改革を謳っている会社の方針を守るため、若手が休みを取りたいと言えば快諾して、自分の休みを返上する。
お子さんだっているはずなのに、有給休暇を取っている上司からメールの返信が来ていたのを見て、違和感が強くなっていきました。

自分は、この上司のようになっていくのが”当然”なのか…?
どんどん派遣社員が増え、業績は右肩上がりだけど上司の業務負担も目に見えて増えていく。
まるで、人的リソースが火の車になっているようでした。
「このままこのやり方を続けていっても、会社に未来がないのでは」というのが、若手の飲み会の話題にいつも上がっていたのを、今でもよく覚えています。
会社をやめるなら何かにチャレンジしたいと思った
体調を崩したことを機に、私は「もっと他の働き方を目指せないか」と思うようになりました。
もちろん同業種に転職するという方法もありますが、仕事自体が合わないと感じていた自分にとっては同じように体調を崩すような気がして、難しく感じられました。
とはいえ、他業種や情報システム部門への転職では、元の企業よりも圧倒的に劣った条件しか見つかりません。
それだけ良い条件で働いているのだと思い知らされました。

それならいっそ、まったく新しいことに挑戦できないか?
そんなことを考えていた私が「Webライティング」という仕事と出会ったのは、友人との会話がきっかけでした。
「ライターの仕事なんかは向いてそうだけどね」
ライターについて、何も知らなかった私ですが、調べていくうちに「完全未経験でもチャレンジしてみよう」と思えるようになりました。
次項では、その理由をお伝えしていきます。
完全未経験の私が「Webライティング」を選んだ理由

ここからは、本題となる「なぜ私がWebライティングを選んだのか」について解説していきます。
この記事を読んで副業Webライティングに興味を持ってくれる方がいれば、ぜひ参考にしていただきたいです。
書くことが嫌いじゃない

「昔から文章を書くのが、すごく得意だった!」というわけではありません。
でも、文章を考えたり、自分なりにまとめていくのは、わりと好きでした。
新しい働き方を探していた頃、「自分には大したスキルがない…」と感じていました。
でも「書くことは嫌いじゃない」という小さな特性が、実はWebライティングには何より必要なスキルでした。
誰かにわかりやすく伝えるために文章を組み立てるのって、やってみると案外楽しくて。
特に、自分が調べた情報をまとめて記事にし、「ありがとう」を言ってもらえたときには、大きなやりがいを感じました。
基本的なWebライティングに求められるのは、シンプルに「書く」こと。
そこが苦にならない、人より少し得意というだけで、続けていける立派な特徴になります。
「学生の頃、読書感想文は好きだった」
「日記を定期的につけている」
そんなちょっとしたスタートでも、Webライティングという立派な副業につなげていくことができます。
特別なスキルは必要ない
Webライティングと聞くと「難しい文章力」や「編集スキル」が必須と思われがちですが、実際は全く違います。
私が最初に担当した案件は、転職エージェントの体験記事でした。
- 転職エージェントについてホームページで調べる
- 転職エージェントのオンライン相談を受ける
- 相談の感想を400文字でまとめる
最初のお仕事でやったのは、たったこれだけ。
難しい調査や文章のテクニックはまったく必要とされませんでした。
つまり、“難しい文章が書けるか”より“依頼された内容を丁寧に書けるか”の方が大切でした。

「特別なスキルは必要ない」と聞いていたけど、やってみて本当だったのが驚きだったなあ。
もちろん、慣れてくればSEOの知識やセールスライティングなども求められますが、それも後から学べばOKです。
私自身、最初のうちは検索して上位に出てくる記事を真似しながら書いていただけでした。
それでも、クライアントさんに喜んでもらえた経験は、今でも大きな励みになっています。
やるべきことをやるだけで成果が出る
Webライティングは、収入が得られるようになるまでの再現性が高い副業です。
特別なスキルや資格がなくても、先輩ライターさん達のマネをしていくだけである程度の成果を出すことができます。
- クラウドソーシングサービスに登録する
- 定番の構成に沿って記事を書く方法を学ぶ
- 成果を出しているライターさんや記事の書き方をマネする
こういった「やるべきこと」がシンプルで、手順もネットやSNSを通じて簡単に学べるのが、Webライティングの大きな特徴です。
実際、私自身もスクールの講座や、SNSで発信しているライターさんのやり方を参考にしました。
結果として、未経験から2ヶ月で初報酬を得ることができました。
センスや才能に関わらず、やるべきことをコツコツこなすだけで成果につながる。
そんな副業がWebライティングです。
お金をかけずに始められる
副業を始めるうえで、よくある不安が「初期費用がかかるんじゃないか?」という点です。
実際、お金がかかる副業もあって、例えば「プログラミング」なら高スペックのPCや学習教材、「動画編集」ならソフトや動画用素材とそれなりの出費が必要です。
その点、Webライティングはほとんどお金をかけずに始められます。
なにせ、必要なものといえばPCが1台だけです。
本格的な勉強のためにスクールに通う、となればある程度お金が必要ですが、それはプログラミングや動画編集でも同じです。
前提となる先行投資が少ないというのは、私にとって大きなアドバンテージでした。

「副業=始めるには先行投資が必要」というイメージをいい意味で裏切ってくれたのが、Webライティングでした。
実際にWebライティングをやってみた感想

ここでは、私がこの1年間Webライティングをやってきて、感じていることについて述べていきたいと思います。
最初は低単価だった
どんな副業でも同じですが、最初から満足のいく金額が稼げることは、ほとんどありません。
Webライティングでもそれは同じでした。
Webライティングは、基本的に記事の文字数に対して、報酬が決まります。
そして、報酬の額を決める最大の要因が文字単価です。
例えば「1文字1円〜」といった形で案件ごとに文字単価が設定されていて、5,000文字書けば5,000円が報酬になります。

私も最初は「文字単価0.75円」という単価が低い案件しか受けられず、報酬は伸びませんでした。
しかし、積み重ねて案件の実績が生まれるにつれて、高い報酬や文字単価の案件が増えていきました。
現在は、文字単価が最大4〜5円の案件まで受けられるようになっています。
◎文字単価が1円の場合…
3,000文字の記事 × 文字単価1円
= 報酬 3,000円
5,000文字の記事 × 文字単価1円
= 報酬 5,000円
10,000文字の記事 × 文字単価1円
= 報酬 10,000円
◎文字単価が4円の場合…
3,000文字の記事 × 文字単価4円
= 報酬 12,000円
5,000文字の記事 × 文字単価4円
= 報酬 20,000円
10,000文字の記事 × 文字単価4円
= 報酬 40,000円
学びは少しずつやっていくもの
Webライティングにおいて、スクールに通っていても、独学でも、実践に勝る経験はありません。

どれだけ勉強をしても、実際にお仕事すると通用しなかったり、知らないことだったり…
そもそもWeb上に掲載される記事には、本来決まった型や正解が存在しません。
企業のメディアや個人ブログごとに、書き方のルールや検索されやすくするための工夫が施されているだけなのです。
そうした学びは、仕事を獲得しながら、少しずつ実際に経験していけば良いのです。
繰り返すうち、「これが自分の書きやすいスタイルだな」「こうすると喜んでもらえるな」と分かるようになってきます。
「誰かの役に立てる」やりがいを感じる
副業としてWebライティングを始めて、一番嬉しかった瞬間。
それはクライアントから「助かった、またお願いしたい」と言ってもらえた時でした。
Webライティングの魅力のひとつは、文章を通じて誰かの悩みを解決できることです。
例えば「副業の始め方がわからない」「転職活動が不安」といったテーマの記事では、読者が検索してくる背景に、必ず“困っていること”があります。
その悩みに、こちらの書いた文章が寄り添い、少しでも前向きな一歩を踏み出すきっかけになる──それってすごく尊いことだと思うんです。
そして、Webライターのクライアントであるメディア運営者や企業からも「読みやすかった」「売上につながった」と言ってもらえると、自分の書いた文章がちゃんと“役に立っている”ことを実感できます。
- 「前任者から非常に高評価だった」と言われて、継続案件を提案された
- 記事数が足りないときに「クオリティを担保したいので、あなたにお願いしたい」と言ってもらえた
- 自分が納品した記事が検索順位で1位をとっていた
最初は「本当に自分にできるのかな」と不安ばかりでしたが、実際に感謝の言葉や信頼から来る提案をもらえると、Webライターは収入以上の価値がある仕事なんだなと心から思えるようになりました。
Webライティングってどんな仕事?

ここまで私がやってきたWebライティングについて、いろいろなお話をしてきました。
少しでもWebライティングに興味を持ってもらえた方に向けて、もうちょっと詳しく「Webライティングという仕事」について解説したいと思います。
仕事の流れ
Webライティングの仕事は、「案件を受ける → 情報を調べる → 記事を書く → 納品する」というのが基本の流れです。
シンプルに見えますが、案件によって求められる内容やトンマナ(文章の雰囲気)は異なるため、最初は少し戸惑うかもしれません。

今回は「副業 在宅 データ入力」というキーワードで、4,000文字の記事をお願いします。

こんな風に仕事を探すのか…!ふむふむ

「データ入力は、完全在宅でできる副業です。この記事では…」

完成しました!

ありがとうございます。確認しますね。
上のように、自分が知らないキーワードについて書く場合もありますが、その時は入念に調べながら、文章としてまとめていきます。
慣れてくると、自分で記事の構成案を組んだり、記事の企画を提案したりすることも増えてきます。
納品後に「高いクオリティでありがたい」「迅速に対応してもらえて助かった」といった言葉をもらえたときの喜びは、何物にも代えがたいです。
副業でできる案件の探し方
副業Webライターが最初にぶつかる壁が「どうやって仕事を取るの?」という点。
実は、Webライティングの案件はクラウドソーシングサイトで探すことができます。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
- Wantedly
募集の中には「未経験OK」や「初心者歓迎」とタイトルに入っている案件も存在します。
最初は低単価でもそういった案件から始めて、少しずつ提案(営業)のやり方やクライアントとのやり取りを覚えていくのが重要です。
最低限持っておきたいスキルと学び方
先述のとおり、Webライターとして活動するうえで、特別な資格や高額な機材は必要ありません。
とはいえ、最低限押さえておきたいスキルや知識はあります。
- お客さんを不快にさせないコミュニケーション力(ビジネスマナー)
- 正しい情報をネットで探す力
- 誤字脱字のチェック力
- わかりやすく伝わりやすい書き方をする「意識」
また、必須ではないものの、私が最初から学んでいてよかったと感じているのがSEOの基礎知識です。
簡単に言えば「検索されやすくなるような文章の書き方」ということになるのですが、知っているか知らないかで大きく文字単価に差があります。

独学でも学べますし「Webライター講座」や「添削付きの教材」なども、たくさんあります!
私は実際に下記のライター向けの講座を活用していました。
スキルが身につけば、リサーチから執筆までの効率も上がり、収入にも直結していきます。
「学びながら稼げる」というのはWebライターの大きな魅力のひとつです。
スクールで学ぶのが最短コース!
Withマーケなら、ゼロから3ヶ月で月収5万円を突破し、その後も月収10万円、20万円と、高単価ライターを目指すための実践的なプログラムが用意されています!
- 受講中に、課題として「法人案件」を実施することができるため、実績を作りつつ、実際の案件対応を学べる。
- 現役Webライターによるマンツーマン指導で、ハイレベルなフィードバックが、いつでも受けられる。
- 同じように勉強中の受講生と、さまざまなイベントやコミュニティに参加できる。
\気になる方は、無料個別相談から!/
これから副業を始める人へ伝えたいこと
副業を始める上で、いろいろな選択肢に迷ってしまう気持ちは、私も同じだったのでよくわかります。
ですが、まずは一歩踏み出してみることが何よりも大切です。
どんな仕事を選ぶか、どんな風に挑戦するかに正解・不正解はなく、自分に合うかどうかはやってみないと分かりません。
もし自分に合わなかったとしても、それは立派な「経験値」として次の選択につながります。
今回紹介した「Webライティング」は、初期費用がほとんどかからず、学びながら取り組める副業として非常に始めやすい分野です。
私自身も「文章なんて仕事にできるの?」と思っていましたが、少しずつ仕事をこなすうちに、やりがいや成長を感じられるようになりました。
この記事が、あなたの副業スタートのきっかけのひとつになれば嬉しいです。